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2011年 05月 06日
4月29日
最終日の朝、6時半に起きて出発の用意。 久しぶりのシャワーですっきり爽快! 準備に手間どっていると、 駐車場でたろちゃんが先にテントを干してくれていました。 さっすが!ありがとーう!! この日も太陽ビカビカかと思うと、どんより曇る。 黒雲に覆われると、空気もよどんで怖い感じ。 4日間、ずっとこんなお天気でした。 荷物の整理を一気にすると、こんなになくなっていました。 たくさん配れてよかったぁ。 この日は気仙沼まで一気に北上し、 沿岸部を南下しながら民家を見つけてまわっていこうと決めました。 高速を降りて、まず気仙沼のスーパーで買いだしをしました。 のんちゃんがくれた靴下が好評だったので、色とりどりの靴下や まだまだ不足のお水、子供たちへのお菓子、フルーツ、トイペなどなど。 また増えたよ。 災害が近くであったとはまるで思えない日常の一コマ。 本当は沿岸部あたりもこういう時間を過ごしていたはずなのにね。。。 海沿いに近くになるにつれ、建物の崩壊がひどくなっていきます。 ショベルカーはここでもたくさん見かけました。 川にはまだ流されたままの家や船が見えました。 つい10分前の菜の花と桜の景色の方が嘘のように思えてくる。 このガレキの山を見ると、何回も何回も津波の威力を痛いほど感じる。 南三陸の沿岸部もそうだったけれど、 minaたちが見た海はきれいな色をしていて穏やか。 コバルトブルーの海にちなんだ道路があったり、 こういう看板もたくさんありました。 でも、美しい海を見ながらも、ただ単純に「きれーーい!」とは思えない。 美しすぎて哀しい感情がね。。。 気仙沼でも通行止めや迂回案内表示がたくさん。 気仙沼線の鉄橋が途中からなくなっています。 ジュース類を渡したおとうさんたちの家から見えた光景がこれ。 橋の上に家が乗っかってる。 こちらのおうちには、たばこと日本酒、お菓子にジュースなどをお渡ししました。 おとうさんたちはこの家から車で15分ほどの自衛隊の仮設お風呂から帰ってきたところ。 さっぱりしたあとに、お酒とたばこはありがたいと喜んでもらえました。 おうちが高台にあると言っても、1階の壁はめくれあがっている状態。 呆然とするたろちゃん。 家の土台っていうの? これだけ残ってあとは流されてしまっている状況が多かった。 ボランティアの人たち。 今は、泥だしやガレキ撤去などのマンパワーが一番必要だと思う。 このあと南三陸に向かう途中に半島があることを地図で見つけ、 そこもぐるりとまわることにしました。 そして、この建物の前でラジオを片手に歩いているおとうさんを発見。 声をかけてみると、酔っぱらっていたということもありたくさんお話してくれました。 見てみろよ、これ。 なぁーーーーんもなくなっちまった。 ぜぇーーーーーんぶ流されちまった。 90%なくなった。 東京だったら皇居以外、ぜぇんぶないのと同じだ。 想像できっか? できねーだろ? なんもねーんだから、なぁんも。 ここは、電気も水もガスもねえ。 国はおれたちのことをなぁんもわがっでねぇ。 二ヶ月たってるのに風呂もねぇ、電気も水もねぇ。 こん先のごどなんか、考えられっこねぇ。 もう、死にたいんだよ おれは と。 これが本音だと思った。 笑顔で「ありがとうございます」とお礼をしてくれたみなさんも、 本音はこのおとうさんの言う通りなんだと改めて思った。 minaたちは「そうだよね」「うんうん」と聞くことしかできなかったけど、 最後におとうさんは、 東京から来てくれて ありがとーなぁ 実際に見てくれて ありがとーなぁ このことをみんなに伝えてくれ なぁんもないことをみんなにしっかり伝えてくれなぁ と言いながら手を出してきてくれて、握手をしました。 このときに、minaはちゃんとブログを書こうと決意しました。 テレビや雑誌に被災地の写真はたくさんあるけれど、 minaが実際に現地の方と出会ってお話を聞いたこと、 目の前にして言葉を失った光景、 きっちり伝えようと思った。 まさきさんというおとうさんは、このあたりでは有名らしく、 今度きたらまた訪ねてくれ と最後に言ってくれました。 おとうさんとお別れした後、 被災者たちの話を聞くことの重要性を感じながら、 南三陸のほうに再び南下し、民家を探しながら進んでいく。 家の下でお洗濯をしているおかあさんを発見。 今は徒歩10分ほどの避難所にいるけれど、 着る服がないから、ガレキの中から自分のを見つけて洗っているということ。 津波がせまって来たときの様子を細かく伝えてくれて、 あそこの屋根だけ残っている家は本当は向こうに建っていたんだとか、 家の横には小屋があったのに、小屋ごとどっかにいってしまったとか、 一生懸命お話してくれました。 おとうさんも長男も無事だったということですが、 次男が見つからないということでした。 避難所にいると、次男のことばかりを考えて哀しくなるだけだから こうやって身体を動かしている方がいいんだぁと 寂しそうに微笑んだ顔が忘れられない。 次男が今も行方不明なんだぁ 見つけてやりだいげどもなぁ 次男の写真もぜぇ〜んぶ流された なぁんか残ってないかと探してたら、 次男が中学校でもらった賞状があったんだぁ ほれ、ここに次男の名前が書いてあっペ? 名前がここにあるんだぁ とお話しながら、おかあさんは大粒の涙をたくさん流していました。 遺体も写真も何も見つからない。 名前の入った額にいれられた賞状が それはそれは大切そうに、扉も壁もないお玄関にたてかけてありました。 おかあさんに冬物のセーターや、ストールなどをお渡しし、 お玄関までお水とジュースも運んでいきました。 ありがとぉーと手を振るおかあさん。 身内が行方不明だという方に出会うたびに、 せめて遺体が発見できますようにと、祈ることしかできない。 自分の家族が流されて行方不明になってって想像するだけで 胸がうううって締め付けられる。 海にほとんど面した場所にいるおとうさんに声をかけているたろちゃん。 スーパーで買った靴下が喜ばれたね。 砂埃が舞い散るガレキの山の中で歩いているおとうさん発見。 避難所にいるのでお水などは足りているようですが、 着る服がないということで、 たろちゃんが買ったTシャツやインナー、靴下を渡した後、 「おとうさんワイン飲む?」と聞くと 二人とも嬉しそうに「ワインあんの??」って。 ちょうど2本あったからお渡ししました。 これはyuccoからかな? 残り時間が少なくなり、 とにかくまわれるだけまわろうと、 小道や山道を見つけては車で乗り付けていきました。 屋根しか残っていないって。。。 ガススタ。 波の高さが想像できる。 ビニールハウス。 こういうガススタはよく見かけました。 ひどい状態だけど、みんなのために営業再開。 コンテナみたいな臨時の箱を事務所にして再開しているガススタもあった。 おばあちゃんとおじいちゃんと娘さんとその家族が住んでいるおうち。 お庭では、がれきを分別しているおとうさんがいました。 洋服が全然ないというので、いろいろ出して選んでもらいました。 mayuママのお洋服やみえのカットソーも喜ばれました。 yuccoのブーツもサイズがぴったりでよかった! また高台にかろうじて建っている民家を発見。 高台へ続く道のガードレールは90度まがってる。 奥はたろちゃん。荷物を出す準備。 ここでトイレをもよおしたminaはおとうさんに 「トイレ借りてもいいですか?」と聞いてみると、 奥から息子さんが出てきて 「あぁ〜っ、水が流れなくてすごく汚くてお見せできる状態では。。。」 と言われました。 そりゃそうだ。 ならば、野ション!とたろちゃんが見つけた小さな山道を登っていったら 運良く仮設トイレを発見し、無事に用をたすことができた! 家はあってもトイレが流せない、そういう状態なんだよね。 こちらの家は奇跡的に残っているものの、 まわりの民家が全滅してみんな避難所にいて孤立しているとのこと。 若いおにいちゃんとおねえちゃんもいたので、 お酒や靴下、不足しているお水やジュース類をお渡ししました。 一見困っているものがなさそうなお家にみえるけど、お水はない。 場所によって不足している物は本当にそれぞれなのです。 扉や壁などがなくなったおうちに神様がいたよ。 そのまま南下していくと、 昨日立ち寄ったおかあさんを探しているおとうさんのお家のあたりへ出ました。 たろちゃんと寄ろう!と即決し、今日買い足した靴下や食料もお渡ししました。 ブルちゃん。 minaが飼っていた愛犬、クッキーと同じシュナウヅァー。 minaを覚えていてくれたのか、 ブルちゃーん!と呼ぶとすごく嬉しそうにはしゃいでた。 ゴルフボールをくわえて、おとうさんと遊ぶブルちゃん。 一人で家を片付けるのは本当に大変なこと。 おかあさんを探しながら 片付けしながら 電気も水もガスもない中でどのくらい一人で過ごすことになるのだろう。 そんなことを考えながらも笑顔でおとうさんとお別れをし、 東京にもどることにしました。 走行距離1450km。 主食、かきぴーとチョコレート。 東京にもどったのは0時過ぎでした。 たった3泊4日でしたが、やっぱり行ってよかった。 テントに泊まった2泊目から今日まで、 毎晩見る夢が被災地の夢なんです。 地震や津波が襲ってくる夢ではなく、 被災地で生活している夢だったり、 家を建てなおしていたり、 詳しくは覚えていないけど、 毎朝、また被災地の夢だぁってなる。 まだまだ物資を必要としている人がいることも確信持てたし、 お話を聞くことも大切なのだとわかったし、 minaたち個人の力はとても小さく、本当に小さいことだけど やらないよりやる方が断然いいのだと、そう思えました。 東京からたった車で7時間弱の同じ日本で 今なお、 身内の遺体を探している人がいて 電気もガスも水もない生活をしている人がいて 仕事がなくなって途方にくれている人がいて 仮設住宅を待っている人がいて 避難所で大勢のごはんを毎日作っているおかあさんがいて 船をなくした漁師さんがいて 避難所の食事が合わない糖尿病やアレルギーの人がいて 家も家族も仕事も全部無くした人がいて 未来に希望を持てない人がいる。 だから だからminaは次も行こうと思っています。 ほっんとうに小さな支援だけど、 自分も何かしたいと思っている友人たちの支援物資を持って 運びやとして持って行き、 見たこと聞いたことをここで伝えたいなって思っています。 minaはバカだから それぞれに住むところができた後の 仕事とか経済的なことはわからない。 だからこそ、今なんだよね。 今、 必要としている物資を運んでお話を聞くことくらいしかできないから やろうと思います。 一応予定は6月あたま頃かな。 GWはきっと日本からたくさんのボランティアたちが行っているので 物資もある程度まわっていると予想をしたうえでの6月。 次回もまた大きな避難所ではなく、 小さな避難所、 認可されていない避難所、 孤立民家をまわろうと思っています。 今回見切り発車状態で出発できたのは、 minaがやりたかった孤立民家への物資提供について 実際に現地にすでに数回訪れて感じたことを教えてくれた さいもんさん、maimaiのおかげです。 ありがとう!! 最後に 一緒に行ってくれたたろちゃん。 この場でもお礼をさせてください。 本当にありがとう。 女川の避難所で濡れた写真たちを見て動揺をしてしまい、 運転するも、ぼーっとしながら涙がとまらなかった時、 運転を代わってくれてありがとう。 東京への帰り道、1時間も車の中で寝てしまい、気づいたら福島。 二人だというのに寝てしまってごめんなさい!! 何十回も段ボール出し入れしたね。 二人とも汗だくだったね。 平日に動きたかったminaに合わせてくれてありがとう。 体力だけじゃなく、 お金も使わなければ支援できないから、 気軽に誰かを誘うわけにもいかなかった時、 すぐに「僕でよかったからお手伝いさせてください」とお返事くれて 本当にうれしかった。 たろちゃんもオーガナイザーであったのだから 横のつながりも行動力もアイディアもある。 今回一緒に見て感じたことを胸に、 たろちゃんらしい支援の方法で動くだろうなって思ってる。 大勢で泥だし作業隊を組むのもいいね。 タイミングが合えば、また一緒に行こう! 本当にありがとう。
by minaminamiiya
| 2011-05-06 12:40
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